GREETING
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2022.09.04 Sun.劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪
マジLOVEスターリッシュツアーズ劇場舞台挨拶 -
9月4日レポート
9月4日に新宿ピカデリーで行われた舞台挨拶には、寺島拓篤さん(一十木音也役)と宮野真守さん(一ノ瀬トキヤ役)が登壇。司会の呼び込みで姿を現した二人に、会場からは大きな拍手が贈られました。
1回目の舞台挨拶は本編上映後のため、ネタバレありでのトークを展開。司会から進行を気にせず自由にどうぞと言われた二人は、「立ち飲み屋じゃないよね?」と自身でツッコミを入れるくらい、ざっくばらんなトークで会場を盛り上げました。
アイドルのモーションや表情、衣装など、ライブ映画としての見せ方・技術にひたすら感心していた二人。高いクオリティの仕上がりに、寺島さんは「現実に引き戻される瞬間がほぼない」と語り、宮野さんも「現実では無理だと思う演出も、彼らならできそうな気がする」とワクワクした気持ちを抑えられなさそうな様子でした。
また、今回の映画を観てドラマを感じたという宮野さんは、「僕らが積み重ねてきた時間が、彼らのパフォーマンスに見える」「このドラマは『うた☆プリ』が作り上げてきた絆が生んだんだな」と感慨深げ。寺島さんは映画鑑賞後、TVアニメ第1期『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』を改めて観たそう。「ここからすごく成長したんだなと思って、泣けちゃった」と、改めてST☆RISHの成長を噛みしめていました。
それぞれのソロステージでは、宮野さんが「ギターがカッコよかったね!」「スタンドマイク2本あるのがいい!」と、音也のソロステージを絶賛。また、各ソロステージには他のメンバーが出演する演出があり、寺島さんは「音也とコラボするのが親友のマサ(聖川真斗)。マサのピアノから始まるのが最高すぎ!」と興奮気味に語りました。
宮野さんが「まさかのマジックショーだった!」と驚いたトキヤのソロステージでは、トキヤと宮野さんのリンクが話題に。「こう見えてブロードウェイミュージカル俳優声優なんですけれど(笑)」と面白おかしく切り出しながらも、「僕の経験がトキヤにフィードバックされてるのかなと思わせるような曲だった」「相乗効果でトキヤと一緒に成長していけてるなと思った」とコメントしました。
トークの合間には、映画に登場した演出をキャストたちによる「マジLOVELIVE」でもやってみたいという話が度々飛び出しました。音也のギターやトキヤのマジックをはじめ、ユニット曲「UUUU」のダンス、「SAMURAIZM」の殺陣なども挙がり、会場からは期待を込めた大きな拍手が沸き起こりました。
2回目の舞台挨拶は本編上演前ということで、これから鑑賞する観客へ期待を膨らませるようなトークが繰り広げられました。まずは本作でST☆RISHの単独ライブが描かれると話を聞いたときについて、「ST☆RISHの魅力を最大限以上に出せるのは、やっぱり単独だと思う。今回どんなライブが観られるんだろう、どんな演出があるんだろうとワクワクしながら待っていた」と寺島さん。宮野さんも「発表のときはもちろん嬉しかったし、実際に出来上がった映像を観て、“ここに来ての単独”にやっぱり意味があったんだなと思った」と語りました。
楽曲のレコーディングは先行して行われたこともあり、宮野さん曰く「歌うときはライブの演出が決まっていないから、楽曲のイメージと歌詞からくるところで“どうパフォーマンスしようか”みたいな歌入れだった」とのこと。寺島さんも「C/W曲のレコーディングのときに(映像の)進捗を聞いて、『こんなことになってんの!?』と驚いた」そうです。
互いのソロステージについて、「音也が自分でどんどんチャレンジしていく感がいいよね」と言う宮野さんに、寺島さんは「それを好奇心と興味でちゃんと楽しめているところが音也のすごいところ」とコメント。また、トキヤの動きに宮野さんを感じたとも語り、「それだけスタッフさんがマモちゃんを見てくれてる」と、スタッフに敬意を表しました。それぞれの個性とリンクする部分はパフォーマンスのみならず、宮野さんも「音也とトキヤのバランス感覚を観ていると、てらしーと俺じゃない? っていう瞬間がいっぱいあった」と語りました。
ST☆RISHのキャストの中では最年少組の二人。ゲーム発売から12年、アニメ放送から11年経ったこれまでの積み重ねについて聞かれると、二人ともアイドルと自身の成長を感じていると答えました。トキヤに関しては、デジロックから始まり、バラード、EDM、ジャズなどさまざまな楽曲を歌う中で成長を感じたと言う宮野さん。寺島さんも、いろいろな楽曲を歌わせてもらう中で、自身も音也も表現の幅が広がったと振り返りました。
本作のテーマが「音楽で世界を旅する」ということで、二人で旅をするならどこに行きたいかという質問も。ヨーロッパを挙げた寺島さんが「芸術とかを観て(宮野さんが)どんなこと言うか気になる」と言うと、宮野さんは「俺と行くと楽しいよ。うるさいから(笑)」と自信満々。楽しい掛け合いで会場を沸かせました。
最後のメッセージでは「ゲームから積み重ねてきた時間こその物語で、ストーリーで、それが詰まっているからこそドラマを感じるし、それはST☆RISHだからこそだなと思いました」と宮野さん。寺島さんは「一緒に成長してきたからこそ、この映画ができた。ずっと続けてきてよかったなとすごく思いました」と作品への思いを語りつつ、「『うた☆プリ』は何回も何回も楽しめるんだな、それこそ人生だなと思えるような作品。皆さんの人生の彩りに、この『うた☆プリ』がなっていたら嬉しいなと思います」とコメント。二人の『うた☆プリ』への思い入れがしっかりと感じられた舞台挨拶は、こうして幕を下ろしました。