GREETING

INFO
REPORT

GREETING

2022.09.17 Sat.
劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪
マジLOVEスターリッシュツアーズ
劇場舞台挨拶
  9月17日レポート  

3週にわたって新宿ピカデリーで行われたキャストによる舞台挨拶。ラストの9月17日には、下野 紘さん(来栖 翔役)と鳥海浩輔さん(愛島セシル役)が登壇。和やかな雰囲気の中で、映画の話はもちろん、マジLOVE LIVEへの意気込み(!?)などで盛り上がりました。

舞台挨拶1回目は本編上映後に開催されました。本編を観ての感想を聞かれた二人は、まずOPに登場した7機のジェット機に言及。ジェット機からレーザーが出ることに驚いたという下野さんは、「次のライブのとき、どうするのかなって思った」と、早速マジLOVE LIVEのことを心配していました。鳥海さんも「(ジェット機に)乗るんじゃない?」と話に乗っかり、会場の天井の有無によっては「一歩間違えると、我々の登場がスカイダイビングに……」と、不穏な予想を立てていました。これには、過去のマジLOVE LIVEで空を飛ぶ演出を経験してきた下野さんも、「それだけは避けたい!」と断固拒否。ちなみに鳥海さん曰く、「スカイダイビングで喜ぶのは、鈴村さんくらい」だそうです。

ソロステージの話題になると、鳥海さんが「セシルさんはわりと超常現象が起きがちではあるんですけど」と前置きをしたうえで、空を飛ぶ演出や、音也とトキヤを“召喚”する演出など、演出がどんどん派手になっていて、「セシルの底知れない力を感じている」とコメント。楽曲としては「セシルの原点復帰的な曲」と評し、前奏はゲームの曲を思い出すような始まりで、現時点での集大成ともいえる曲だと語っていました。

下野さん曰く、「みんなで盛り上がれる曲!」を披露してくれた翔のソロステージ。明るくみんなを笑顔にする楽曲だからこそ、レコーディングでも「ずっと笑っていようと思って、その気持ちで歌わせてもらった」そう。また、個人的にエモかったポイントとして、登場した龍に乗った翔が下にいる6人のメンバーたちに向かって手を振っているところを挙げていました。このシーンを観て、最初のマジLOVE LIVEを思い出したという下野さん。「あのライブがあったからこそ、僕も来栖 翔と一緒にここまでやってこれたかなって思う」と、改めてこれまでの道のりを振り返っていました。

ユニット曲「UUUU」が、想像以上にダンサブルなステージなことに衝撃を受けていた二人。下野さんはこの振りを歌いながらできるのかと、ここでもマジLOVE LIVEでのことを考えていました。「SAMURAIZM」でのセシルが刀を振り回すという演出が新鮮だったと言う鳥海さんも、マジLOVE LIVEのことが脳裏に浮かんだそう。「棒状のものを持つ方は別にいらっしゃいましたからね、私の先輩役の後輩(前野智昭さん)が」と観客を笑わせつつ、「いよいよ私も……」と覚悟を決めている様子が印象的でした。

本編上映前に行われた2回目の舞台挨拶では、ネタバレなしで本編の見どころを語っていくことに。下野さんは、「音楽で世界を旅する」がテーマとなったライブということで「綺麗な景色が観られる」と、王道のポイントを語りつつも、「この生物たちは一体何なんだという瞬間があります」と発言。「僕の中でね、全然解決してない問題なんですよ」と、那月のソロステージで登場するお菓子たちに触れ、会場の笑いを誘いました。
鳥海さんのイチオシは「ST☆RT OURS」。ラスト部分で一人ずつソロになって重なっていく部分がお気に入りだそうで、「どんどん積み上げていくみたいな、あの広がっていく様がすごく好きで、そこはちょっと観ていただきたい」と熱く語っていました。

また、1回目の舞台挨拶同様、ここでもマジLOVE LIVEのことを考えてしまう二人。7人曲、ユニット曲はもちろんのこと、ソロ曲のプレッシャーが半端ないとのこと。「どこまでどうできるかな……」と悩む下野さんに、鳥海さんが「何から何までできるんじゃないですか、下野さんなら(笑)」と言い、会場からは期待いっぱいの大きな拍手が贈られる場面も。ついには「(アクロバットの)スクールに通う、ないし何かの術を習いに行かなきゃ駄目だな」と、これまた下野さんも思わず笑顔交じりで応じてしまう一幕も。

スペシャルTVアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ 〜旅の始まり〜』について、下野さんは「ST☆RISHのメンバーがどういう風な生活を送っているのか、彼らはどういう風に頑張っているのかを、アニメーションで描かれるのが本当に久しぶりだった」とコメント。また、ST☆RISHのようにキャスト7人でグランピングをしたいと大盛り上がり! 役割分担まで考え、鳥海さんは「私も頑張って料理しますよ」、下野さんも「じゃあ薪割る!」と、いつかの実現に向けて楽しそうに計画を立てていました。

「今回の劇場版、スペシャルTVアニメを経て感じたご自身が演じるアイドルの魅力は?」と聞かれると、「翔はどんどん成長している」と下野さん。そのうえで昔から変わらないのは元気の良さであり、彼自身が心の底から楽しんでいるからこそ、みんなに元気を与えたり、笑顔にできたりするのだと語りました。
セシルの魅力について、鳥海さん曰く「普段と歌っているときの差が、セシルはどんどん出てきている」とのこと。時折見せる凛とした表情や大人になった気品、色気が、とくに今回のソロ曲でも見られるので、ぜひ劇場でチェックしてほしいとアピールしました。

ゲーム発売から12年、アニメ第1期から11年、これまでを振り返って、下野さんは「『うた☆プリ』に出会っていなかったら、違った成長の仕方をしていただろうし、ここまで大きく成長できていたのかなと改めて思いますね」。「我々も(ST☆RISHと)一緒に一つのことをやって、階段を上ってきた」という鳥海さんは、ST☆RISH、『うた☆プリ』のことを「ずっと一緒に横を歩いている感じ」と表現しました。
そしてこれから搭乗する観客に向けて、下野さんは「彼らの全力の姿も、表情も、演出も、隅々まで観ていただければうれしいです」、鳥海さんは「いつか本当に大きな声で一緒にやれることを信じて、本日は心の中で目一杯ライブを楽しんでいただければと思います」と述べ、舞台挨拶を締めくくりました。