永岡智佳監督

発声OKでの再上映が決まった際のお気持ちを教えてください。

発声OKの上映はきっと、必ずくると胸に秘めていましたので「ついにきた!」という思いです。当時、制作時の状況としては無発声になる可能性が高いというのはわかっていました。ですが、映像と音響で発声を抑えるという選択肢は選びませんでした。そして、この映画はお客さまの発声があることによって完成します。ST☆RISHは皆さんの応援があって、更に輝くことができると思いますので声援を送っていただけると幸いです。

発声OK上映ならではの楽しみ方や、発声ポイントでこだわったシーンはありますか?

劇中終盤にアイドルの1人が「声を出せなくても大丈夫。心の中で歌ってくれ」と、物語の会場にいるお客さまにではなく、現実に鑑賞しているお客さまに向けてジェスチャーをするシーンがあります。そしてフィルムは同じですが、無発声で見るからこそ受け取るメッセージ、発声OKで見るからこそ受け取るメッセージ......どの状況で鑑賞するかによって変化する2つの意味が込められています。アイドルの発するメッセージの「変化」は他にもたくさんあります。この「変化」を直接映画館で体験して、受け取ってもらえると嬉しいです。

Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)版上映が決まった際のお気持ちを教えてください。

ライブ映画というジャンルは、ドルビーシネマとの相性はいいのではないかと思っていたので、再上映で新たな形態で見られることにとても感謝をしておりますし、関係者の皆さんのご尽力のおかげだと思っています。

Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)版で目指したことはありますか?

状況によって明暗の差を出すというところでしょうか。ライブシーンは輝度を抑えることはせずに、ドルビーシネマの特徴をしっかり入れ込む。逆にMCのシーンはしっかりアイドルの話を聞けるように輝度は上げすぎないようにしております。

Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)で永岡監督がこだわったシーンはありますか?

エンディングの星空に関しては明暗の視覚の錯覚が映える箇所だと思ったので輝きの調整を、逆に上げすぎると本来見せたいもの(例えば「文字」や「色」)が消されてしまいそうな箇所は、違和感が出ないようにご相談をさせていただきました。

Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)映像の感想を教えてください。

輝きのある映像を鑑賞していた後に、ふとやってくる漆黒の暗闇、そして光が差す瞬間の視覚の錯覚はすごいです。没入感がすごいです。

Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)ならではの見どころは?

ライブシーンはもちろん全てですが、最後の打ち上げ花火でしょうか。スタッフの皆さんからラストは遠慮なくやれる限界まで綺麗に見せたい!というご意見も頂き、バランスをみて調整させてもらいました。そして何より、音響です。こちらのこだわりは、はた音響監督に語っていただけると思います。またとないこの機会に、本当に現地にいるような感覚をドルビーシネマで体験してもらいたいです。


はたしょう二音響監督

発声OKでの再上映が決まった際のお気持ちを教えてください。

公開から約1年、ついに発声OKの再上映!うれしいです!!前作同様、映画館でファンの皆様とあの一体感をまた味わえると思うと、今からとても楽しみです。そしてようやく完成をむかえるな、という思いです。

Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)版上映が決まった際のお気持ちを教えてください。

Dolby Cinema上映が実現しました!より臨場感あふれるライヴ空間をいただいたということで音響全般リミックスしました!応援してくださる皆様の熱量に負けないようにフロントの歌声や演奏をパワーアップしました。今作は飛行機や花火、雨などドーム会場の仕掛けがありますが音が上から降ってくるような演出も加えました。ぜひ体感していただければと思います!